ホタテ水揚げ日本一の北海道

ホタテの水揚げ、そのほとんどは北海道なんですよ。水揚げの割合で話すと天然ホタテの90%以上、養殖ホタテの60%が北海道で水揚げされているんです。まさにホタテ王国北海道なんです。

hotate201706090004hotateホタテを育てる際にホタテの子供(稚貝)をつくるんですが、ホタテの稚貝を多く育てているのは主に日本海側の海で作られていて、ある程度の大きさになるまで育ててから、ホタテの養殖が盛んなオホーツク海や噴火湾に運んで養殖ホタテが作られているんです。

北海道でホタテ漁が盛んな理由として、ホタテは冷たい海水で身が締まる性質があることと、波が穏やかで自然が豊かな噴火湾や、流氷に含まれる大量のミネラルで育てられるオホーツク海のホタテには、旨味がギュギュっと凝縮して育つ環境が合わさってホタテ漁に適しているのです。

栄養満点!
しかも旨い北海道ホタテ

北海道の美味しいホタテ

現在では、ホタテの養殖業が確立し、毎年安定的に水揚げされるようになりました。養殖と聞くとみなさんはどう感じているのでしょう?まさか、テレビをつくるような巨大工場で機械的に育てられていると感じていますでしょうか?

食べていただければわかりますが、養殖ホタテと天然ホタテを食べ比べても、その違いは判らないはずです。それは、ホタテの養殖は天然ホタテが育つ環境と同じ海の中で育てられているため、味も見た目も立派に育ってくれるからです。

外敵に狙われないように籠に入れて海の中に沈める垂下式の養殖方法と、ホタテ貝に穴をあけて紐でつなぎ海底につかないように育てる耳釣り式の養殖方法、ホタテの稚貝を海にばらまいて自然に育てる地撒き式と、北海道でも地域によりホタテの養殖方法が異なりますが、自然の海の中で育てるという点では同じとなっています。
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