毛ガニの身もミソもタップリ詰まってる毛ガニは脱皮前の堅(かた)ガニ
毛ガニには、一番おいしい時があります。それは脱皮前の毛ガニの甲羅が固い堅(かた)ガニの時です。堅(かた)ガニは、脱皮に栄養を摂られていない為、毛ガニの身がしっかり詰まっている毛ガニです。同じ毛ガニにも、若ガニ、水ガニと呼ばれる種類があり、毛ガニは脱皮を繰り返す蟹なのですが、堅ガニは脱皮前に身やミソがパンパンに詰まった状態で、旨みも最高の状態となっていて、とても味わい深いのが脱皮前の堅(かた)ガニの時となっています。
脱皮した後の状態が、若ガニです。脱皮するときに栄養を使ってしまう為、脱皮後の毛ガニは身の詰まりも落ち、うっかり若ガニをつかんでしまうと「毛ガニって美味しくないね」となってしまいます。
毛ガニの旬の時期
北海道の主な毛ガニの猟場は道北から道東にかけての「宗谷・オホーツク」、日高沖の「太平洋」、そして道南の「噴火湾」だ。これらの猟場の旬はそれぞれ異なっていることに注意したい。「宗谷・オホーツク」は、流氷が無くなる4月下旬頃に旬をむかえ、「太平洋」は冬場、「噴火湾」は初夏から夏にかけて、それぞれ旬をむかえます。毛ガニを購入したり食べたりするときには、目利きのいる水産会社に頼むのはもちろんですが、時期によって違ってくる産地を確認することをお忘れなく。