大きい会社は支援の手が来るけど 中小零細企業は自力で成り上がれ
日本ブランドのジーンズ大手、エドウィンの経営状態が悪化している中で、経営再建に伊藤忠商事が名乗り出ている。エドウィンほどのネームバリューがあれば、経営状態の再建さえしてしまえば、巨額の利益を生む可能性もある。実際のところ、大手企業が破綻すれば多くの労働者が路頭に迷う事を考えると、経営再建した方が良いのだと思う。しかし、企業が何らかの失敗により倒産へ追い込まれるのも自然の摂理によるもの。しかしそれを妨げてしまうと、同じ業界の中堅や小規模事業者にチャンスが無くなってしまう。
大きな会社は、失敗したブランドや会社を安く買い、投資をしてさらに巨大な企業になり、小さな会社が成り上がるには相当なパワーが必要になる。
まさに弱肉強食の世界だと思う。
【以下ニュース参照】
エドウイン支援強化、「服飾の伊藤忠」アピール
金融取引の失敗で経営危機となったジーンズ大手エドウインの債権者集会が6日、都内で開かれ、これまで同社を支援してきた主要取引先の伊藤忠商事が、支援強化案を提示した。伊藤忠は、本業は堅調なエドウインを取り込むことで、得意分野の繊維・ファッション事業をさらに強化する狙いだ。
関係者によると、伊藤忠は、エドウインが実施する増資の引き受けなどで伊藤忠が約450億円を出し、金融機関も最大200億円規模の債権放棄(借金の棒引き)を行う案を示した。財務を健全化させた上で、伊藤忠の販売網を通じて海外での販売を強化する考えだ。
日本のジーンズはこだわりの品質で海外の愛好者からも評価が高く、伊藤忠は、エドウインの製品も販売が伸ばせると見ている。